Boost ライブラリ

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メモ: Appmethod C++ では現在、Windows(Win32 および Win64)と Mac OS X で Boost ライブラリを使用できます。モバイル プラットフォームは現時点ではサポートされていません。

Boost ライブラリは、テンプレート メタプログラミングを使用して C++ 言語を大幅に拡張する、C++ ライブラリ群です。Boost バージョン 1.39 と 1.55.0 のサブセットは、Appmethod のユーザーがダウンロードできるようになっています。 これらのバージョンは、特に Appmethod C++ に対して完全にテストされ、予め構成されています。Boost は、http://www.appmethod.com/ からインストールできます。

  • バイナリが、それらを必要とする関数用に既にビルドされています。
  • Boost ライブラリのインクルード パスは設定済みであり、Boost コードに #pragma リンク行が指定されているため、必要なライブラリがあれば自動的にリンクされます。

Boost ライブラリのインストールとアンインストール

Boost ライブラリをダウンロードするには、http://appmethod.com にアクセスし、右上隅の[ダウンロード]リンクをクリックします。その後、会員登録するか、お持ちの EDN ユーザー ID を使ってログインし、Boost ライブラリのダウンロード リンクを探します。Boost ライブラリは Appmethod のインストール時にはインストールされません。

64 ビット Windows についてのメモ: 64 ビット Windows 版 Appmethod C++ と共にインストールする場合、Boost ライブラリを正常にインストールするには、ハードディスクに少なくとも 4 GB の空き領域が必要です。

  • なお、64 ビット Windows にインストールする場合は、Boost 1.55.0 (64 ビット Windows アプリケーション用)と、Boost 1.39(32 ビット Windows アプリケーション用)の両方がインストールされます。
  • Boost 1.39 については、32 ビット Windows 用と OS X 用に別個のライブラリがインストールされます。

(製品全体ではなく)Boost ライブラリだけをアンインストールする場合は、以下の手順のとおり、Boost インストーラを実行し[削除]オプションを選択します。

(製品ではなく)Boost ライブラリだけをアンインストールするには:

  1. Windows の[コントロール パネル]を開きます。
  2. [プログラムと機能]を選択します。
  3. [Boost Libraries for Appmethod C++ <バージョン>]をダブルクリックします。Boost インストーラが起動します。
  4. Boost インストーラのウェルカム ページで、[削除]オプションを選択し[次へ >]をクリックします。
  5. [アンインストール準備完了]ページで、[次へ >]をクリックします。

Boost ライブラリのインストール場所

Boost ライブラリのバージョンと、その使用先となるターゲット プラットフォームおよびインストール先となる開発システム(Appmethod のインストール先)を以下の表に示します。

Boost バージョン ターゲット プラットフォーム 開発システム

Boost バージョン 1.39

  • 32 ビット Windows ターゲット プラットフォーム
  • Mac OS X ターゲット プラットフォーム
  • 32 ビット Windows 開発システム
  • 64 ビット Windows 開発システム

Boost バージョン 1.55.0

  • 64 ビット Windows ターゲット プラットフォーム
  • 64 ビット Windows 開発システム

Boost バージョン 1.39

インクルード ディレクトリ

Boost バージョン 1.39 の場合、典型的なインクルード ディレクトリは以下のとおりです。

C:\Program Files (x86)\Embarcadero\Studio\15.0\include\boost_1_39\boost

ランタイム ライブラリ

Windows ターゲット プラットフォームの場合、Boost バージョン 1.39 のライブラリは通常、以下の場所にインストールされます。

C:\Program Files (x86)\Embarcadero\Studio\15.0\lib\Win32\release

Mac OS X ターゲット プラットフォームの場合、Boost バージョン 1.39 のライブラリは以下のディレクトリにインストールされます。

C:\Program Files (x86)\Embarcadero\Studio\15.0\lib\osx32\release

ファイル名の例

Windows 版の Boost バージョン 1.39 の場合は、ファイルそのものが非常に多いのでそれらを列挙できませんが、OS X ターゲット プラットフォームの場合は、Boost ライブラリのファイル名は以下のようになります。

libboost_date_time-bcb-mt-1_39.a
libboost_math_c99-bcb-mt-1_39.a
libboost_math_c99f-bcb-mt-1_39.a
libboost_regex-bcb-mt-1_39.a
libboost_signals-bcb-mt-1_39.a
libboost_system-bcb-mt-1_39.a

Win32 ターゲット プラットフォームの場合、ライブラリのファイル拡張子は .lib です。

Boost バージョン 1.55.0

Boost バージョン 1.55.0 は 64 ビット Windows ターゲット プラットフォームにのみ使用されます。

インクルード ディレクトリ

Boost バージョン 1.55.0 の場合、典型的なインクルード ディレクトリは以下のとおりです。

C:\Program Files (x86)\Embarcadero\Studio\15.0\include\boost_1_55\boost

ランタイム ライブラリ

64 ビット ターゲット プラットフォームの場合、Boost バージョン 1.55.0 のファイルは通常、以下の場所にインストールされます。

C:\Program Files (x86)\Embarcadero\Studio\15.0\lib\win64\release

ファイル名の例

バージョン 1.55.0 のファイル自体があまりに多すぎて一覧できませんが、たとえば、以下のファイルがあります。

libboost_chrono-bcb64-1_55.a
libboost_date_time-bcb64-1_55.a
libboost_math_c99-bcb64-1_55.a
libboost_prg_exec_monitor-bcb64-1_55.a
libboost_random-bcb64-1_55.a
libboost_unit_test_framework-bcb64-1_55.a

Windows 用 Boost ライブラリのインクルード

C++ アプリケーションでは、アプリケーションのターゲット プラットフォームに一致する適切なバージョンの Boost を使用します。たとえば、アプリケーションのターゲット プラットフォームが 64 ビット Windows の場合は、Boost バージョン 1.55.0 が使用されます。 32 ビット Windows や OS X ターゲット プラットフォームの場合は、Boost バージョン 1.39 が使用されます。なお、ターゲット プラットフォームという用語は、[プロジェクト マネージャ]における[ターゲット プラットフォーム]ノードの現在の設定を意味します。

Boost 1.39 のインストールでは、たとえば、Boost minmax ライブラリが algorithm ディレクトリにインストールされます。 32 ビット Windows をターゲットとするアプリケーションで minmax を使用するには、コードに以下のように指定する必要があります。

#include <boost/algorithm/minmax.hpp>

このコマンドでは、algorithm ディレクトリに含まれる minmax ライブラリをインクルードしています。 Boost 1.55.0 のディレクトリ構造は、これとは異なる可能性があります。

Boost ライブラリのパスは IDE において、以下の環境変数で指定されます。

  • CG_BOOST_ROOT(32 ビット Windows システムの場合): C:\Program Files (x86)\Embarcadero\Studio\15.0\include\boost_1_39
  • CG_64_BOOST_ROOT(64 ビット Windows システムの場合): C:\Program Files (x86)\Embarcadero\Studio\15.0\include\boost_1_55

これらの変数は、[ツール|オプション...|環境オプション|環境変数 ダイアログ ボックスで設定されます。

Mac OS X アプリケーション用 Boost ライブラリのインクルード

Mac OS X アプリケーション開発では、OS X 用 Boost ライブラリを使用できます。これは、デフォルトでは以下にインストールされています。

C:\Program Files (x86)\Embarcadero\Studio\15.0\lib\osx32\release

OS X ターゲット プラットフォームの場合は、.a ファイルがライブラリ ファイルになります。たとえば、C:\Program Files (x86)\Embarcadero\Studio\15.0\lib\osx32\release ディレクトリには、.a ファイル群(date time、math_C99/math_c99f、regex、signals、system など)が含まれています。使用可能な OS X Boost ヘッダーの詳細については、Boost インストール ディレクトリのサブディレクトリを調べてください。

上記の例(Windows 用)で示したのと同じ #include コマンドを使用すると、プロジェクトに Mac OS X 用の Boost ライブラリもインクルードできます。

Boost ライブラリのドキュメント

Boost ライブラリのヘルプを参照するには、以下にアクセスしてください。

関連項目